奈良県のご当地ナンバー「飛鳥」が若者を中心に人気を集めているそうです!人気の理由と、奈良県外在住でも取得可能であるのかを調べてみました。
ご当地ナンバーとは?
ご当地ナンバーは正式名称「新たな地域名表示ナンバープレート」というものです。自動車のナンバープレートには、自動車を利用する本拠地、つまり通常は住民登録している場所、住所を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所の名前が表示されています。例えば、東京都品川区であれば「品川」、神奈川県横浜市であれば「横浜」といったものですね。
そして2006年10月10日から地域振興や観光振興の目的で上記の管轄によらない「新たな地域名表示ナンバー」の交付が17地域で始まりました。
1.新たな地域名表示ナンバープレート(いわゆる「ご当地ナンバー」)については、昨年7月に18地域を選定するとともに、導入地域の自治体、関係団体等からなる「新たな地域名表示ナンバー連絡協議会」を設置し、導入時期、地域振興・観光振興等に関する取り組みなどを検討してまいりました。2.今般、第3回連絡協議会(3月1日開催)において導入時期の協議が整い、「仙台ナンバー」等17ナンバーについては平成18年10月10日(火)より、「つくばナンバー」については、現在茨城県が開発中の新しい県税システムの導入時期に合わせる必要があることから平成19年2月13日(火)より、それぞれ導入することと決定しましたので発表します。
出典:国土交通省ウェブサイト「 新たな地域名表示ナンバープレートの導入について」
注:太字は筆者
つまり地域の知名度向上や観光アピールのために使ってね、という事ですかね。2019年1月現在、30地域でご当地ナンバーが導入されています。
ご当地ナンバー「飛鳥」の人気の理由とは?
2018年10月1日より新たな試みとして「地方版図柄入りナンバープレート」の交付が開始されました。これに合わせて国土交通省は新たなご当地ナンバーの募集をしました。「飛鳥」は残念ながら第一弾の募集では導入が認められなかったのですが、第三弾の募集でついに導入が認められたのです!「飛鳥」ナンバーの導入を推進していた地域の皆さんにとってはまさに悲願だったのでしょうね!そして、そのデザインが非常にカッコいいと人気を集めているそうなのです!さて、そのデザインとは?
出典:飛鳥ナンバー協議会ウェブサイト
こ、これはカッコいい!
飛鳥の象徴、朱雀が描かれていますね!
朱雀は中国の神獣の一つとされ、南方の守り神とされています。
奈良県高市郡明日香村のキトラ古墳にもその姿が描かれ、奈良時代に天武天皇が定めた元号である「朱鳥」(しゅちょう、すちょう、あかみとり)の別称、美称ともされています。飛鳥地方と縁が深い神獣なのですね!
これは人気が出るのも納得です!
「飛鳥」ナンバー人気のもう一つの理由?
それは意外にも人気アイドルグループの乃木坂46に関係があるのだとか。同グループの人気メンバー、齋藤飛鳥さんのファンから「同ナンバーを取得できないか?」という問い合わせが相次いでいるそうです!
ファンの中には齋藤飛鳥さんの名前にちなみ「3110(さいとう)」で希望ナンバー取得したい、と考えている方もいらっしゃるのだとか。
奈良県外在住でも飛鳥ナンバーを取得可能?
これは残念ながら出来ません。というのは、先に触れたように、ナンバープレートに表記されている地域名は本来使用の本拠地、つまり個人であれば住所地を管轄する陸運局や自動車検査登録所を示すものであるからです。これはご当地ナンバーでも同じであり、ご当地ナンバーを発行している地域に在住していること、つまり住民登録していることが必要です。
飛鳥ナンバーを交付してもらうためには奈良県の橿原(かしはら)市、明日香村、田原本町、三宅町、高取町の5市町村に住民票がある必要があります。つまりこの地域外に在社の方は引っ越して住民票を移さないと取得出来ないという事ですね。
しかしアイドルのファンは自分の「推し」のためなら何処へでも行くしやれる事は惜しみなくやるというイメージがありますよね。実際に住民票を移して飛鳥ナンバーを取得するファンが現れるのではないでしょうか?
飛鳥ナンバーの交付は2020年から開始の予定です。引っ越してまでも「飛鳥」ナンバーを取得する齋藤飛鳥さんファンが現れるのか?注目です!
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