雑誌『週刊SPA!』(扶桑社) が「性交渉をしやすい」大学をランキング化した記事がネット上で批判を浴びています。ネットではこのような記事を二度と掲載しないようにとの署名運動も起きており、週刊SPA!側の対応が注目されているところでした。
「ヤレる女子大学生」企画、その記事の内容とは?
『週刊SPA!』2018年12月25日号で、「ヤレる『ギャラ飲み』実況中継」と題した特集が組まれ、その内容が問題となっています。
特集によると「ギャラ飲み」とは男性が女性の飲食代を負担し小遣いも渡すことを指すらしく、それが流行っているというのですよね。そして、ギャラ飲み後に性交渉に発展しやすい女性が所属している大学を「ヤレる女子大学生RANKING」として、男女のマッチングサービスを運営する「ハイパーエイト」(東京都渋谷区)の社長の意見をもとに作成し順位づけしたということなんです。それが大きな物議を醸し出しています。
批判を受けて週刊SPA!はJ-CASTニュースの取材に対し、「扇情的な表現を行ってしまった」ことなどを「お詫びしたい」とのコメントを出しています。
「扇情的な表現を行ってしまった」ことなどを「お詫びしたい」ですか…
そうではなくて、女性を「ヤレる」「ヤレない」というラベルで、しかも「ランキング付け」した「企画」そのものが問題だと僕は思うのですけれどね…このコメントを見る限り、週刊SPA!はそこはあまり問題視していないように受け取れます。
ネット上では謝罪を要求する署名運動も
様々なキャンペーンへのオンライン署名収集および届け出を行うサイトであるchange.org上では、「女性を軽視した出版を取り下げて謝って下さい」と題したキャンペーンが行われ、1月8日現在35,000筆を超える署名が集まっています。
僕も署名させてもらいましたが、男女平等やジェンダーフリーということが言われて久しいと思うのですが、未だにこんな『昭和のおじさん』の価値観を元にしたメディアが存在することが理解できません。テレビや雑誌は未だに昭和の古い価値観をアップデートできず、まるで時計が止まったかのようです。昨年2018年には医学部の女性差別問題なども報じられましたが、日本という国が真の男女平等という事を得る日はまだまだ遠いような気がします。
しかし、このchange.orgのキャンペーンのように諦めず継続して声を上げていくことが重要だと思います。また、男女問わず社会の問題として捉えることが何より重要だと思います。賛同される方は上記サイトから是非署名をして頂ければと思います。
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